侍ジャイアンツが人気だよ

侍ジャイアンツは、大ヒットアニメの巨人の星と同じ梶原一騎原作、井上コオ画の懐かしきスポ根アニメ。1973年にアニメ化され全46話が放送された。宿敵巨人の打倒を目指しながら巨人のエースとなる番場蛮(バンバ バン)の投げる奇想天外な魔球が人気で、当時の子供たちは魔球投法の真似をして遊んだ。週刊少年ジャンプに連載され、またテレビアニメ化されて、1973年10月7日から1974年9月15日まで、全46話、よみうりテレビ製作・日本テレビ系列で放映された。巨人の星と並び、巨人の黄金時代期に作られた。ハイジャンプ魔球、大回転魔球など、魔球の開発と攻略がストーリーの軸となっていた。最近、無料ブロードバンド放送GyaOのアニメチャンネルで「侍ジャイアンツ」の配信も開始された。毎週木曜日に2話ずつ入れ替わるようだ。

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侍ジャイアンツの魔球の魅力

侍ジャイアンツのアニメ最大の魅力は魔球だ。侍ジャイアンツに登場する魔球は全部で5種。初めに登場するのはハイジャンプ魔球。蛮は、己の剛速球を加速するため驚異的なジャンプ力を身に付け、ピッチャーマウンドの上空5メートル程まで飛び上がりキャッチャーめがけボールを投げ込むのがこの投法。しかしハイジャンプ魔球はバントに弱く、ライバル大砲万作の強烈なプッシュバントによって打ち砕かれる。その打球を足に受け骨折した蛮は入院中にハイジャンプ魔球の改良型エビ投げハイジャンプを考案。体をエビ反らせる事で更にボールのスピードアップを図る。この新投法のプッシュバントを試みた大砲は腕を複雑骨折した。そのエビ投げハイジャンプ魔球もライバル、打球に触れた全ての物をボロボロに砕いてしまう恐怖のスクリュー打法を身に付けたウルフ・チーフの投手と一緒にバッターボックスの上空高く飛び上がり投球フォームを見切るという打法によって撃破される。魔球はライバルとの激闘で、大回転魔球、分身魔球へと進化し、蛮は日米ワールドシリーズのMVPを獲得する。

侍ジャイアンツのアニメ版と漫画版

漫画版にはいた何人かのキャラクター、いくつかの魔球がアニメ版では存在しない。また漫画版では、特訓の描写が一切なく、知らない間に習得している。漫画版では軽い扱いだった分身魔球が、アニメ版では重要な位置づけになっていたり、各魔球の攻略法も漫画版とアニメで全く違っていたりするなど、それぞれのストーリーには異なる点がかなり多い。最も異なるのは最終話で、アニメ版は世界最強の打者であるオークランド・アスレチックスのロジー・ジャックスを抑えてワールドシリーズ優勝、MVP獲得というハッピーエンドとなっている。アニメでは番場蛮は存命だが、続編はない。漫画では番場蛮の甥が登板する『よみがえれ侍』という井上コオ作の番外編が1991年のアルバイト情報誌「フロム・エー」7号に掲載された。番場はハイジャンプ、大回転、分身の3種の魔球を投げ、落合博満を三振に打ち取る。八幡が番場の妹の子供の甥っ子に魔球を教えたことになっている。2ページの読み切りの作品で、その後の番場の活躍は描かれていない。漫画版の結末は、セ・リーグの天王山の対中日戦、魔球の投げ過ぎのためライバル大砲万作を打ち取ったのと同時にマウンド上で絶命するというものだった。

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